朝礼訓辞

平成26年11月 朝礼訓辞

今年のノーベル平和賞は、パキスタンの17才の少女「マララ」さんに贈られました。
世界には多くの女の子が低年齢で結婚を強要されたり、無理に働かされたり、人身売買されたりしている事を知り、女の子も立ち上がらなければならない、先ず教育を受けさせることが必要だと思い、世界に向けて訴え続けていました。

或る時、数人の友達と遊んでいる時、イスラム原理主義的過激派組織タリバンの1人の男が彼女達を襲いました。
「どの子がマララか」と云い乍ら三発の銃を撃ち、一発目はマララさんの左目の脇から首を通って、左肩のあたりで止まりました。残りの二発はそばにいた仲間を襲いました。

瀕死の重傷を負いますが、英国に運ばれ奇跡的に助かりました。
「彼女はタリバンに襲われた少女だとは思われたくない。
教育のために戦った少女だと思われたい」と本に書きました。
「私を襲ったタリバン兵士の女の子にも教育を受けさせたい」とも云ったそうです。

2013年7月12日(昨年のことです)に国連本部に招かれ、「1人の子供、1人の教師、1本のペン、1冊の本が世界を変えるのです」という言葉は余りにも有名です。
 マララさんがノーベル平和賞を受賞した10月11日を国連は国際ガールズデーと定めたそうです。

日本でも女性の地位向上を目指して、いろんな政策が施されていますが、女性の皆さんも誇りを持って働いてほしいものだと思います。先ず家族で、そして職場で、そして社会で、 少々の腹立たしいことにも怒らず、相手のことを思いやり、生きて行きたいものだと思います。

今月もよろしくお願い致します。インフルエンザの予防注射が始まります。
早目に受けて下さい。

医療法人純青会 せいざん病院
理事長  田上 容正

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