朝礼訓辞

平成26年5月 朝礼訓辞

兎にも角にも今年のゴールデンウィークも通り過ぎて行きました。
島外に出て、旅行やショッピング等を楽しまれた人、島内で子供達と遊びに出かけられた人、静かに家で過ごされた人もあるでしょう。
反対に悩み事や心配事を抱えて不安の中に過ごされた人、年寄りを抱え介護に明け暮れされた人、休みどころではなかった人など様々でしたでしょう。

私はあなた方に沢山の給料を差し上げ、休みもたっぷり取れ、皆さんが楽しく過ごされる日を夢見て頑張ります。
  どうぞ皆さんもご協力をよろしくお願い申し上げます。

話題は変わりますが、最近のテレビの報道で、この1年間に行方不明になった認知症の人が1万人いたということでした。

名古屋での出来事ですが、91才の認知症の夫と85歳の妻の2人暮らしの家庭で、奥さんがちょっと目を離した隙にご主人がいなくなり、電車にひかれて死んでしまうという事件がありました。

鉄道会社はJR東海でしたが、私は会社からお悔やみや香典などがあったものと思っていましたが、何と、とんでもない電車が事故の間に運行できずに損失した額といろんな手間賃などを含め、780万近くの損害賠償の請求があったそうです。
当然、弁護士を立てて控訴しましたが、二審でも約半分の360万近くを支払うようにと、85歳のおばあさんに命令が下りました。

私は何ともやり切れない思いで、このニュースを聞いていましたが、認知症の問題は、これからの日本にとり、大きな社会問題として、私達の前に大きく立ちはだかってくることは目に見えています。

認知症、そして介護の問題を抱えておられる人も皆さんの中にも沢山おありでしょう。
私も近い中に皆さんのお世話にならなければならない時がきますが、その節は何卒よろしくお願い申し上げます。
さわやかな5月の季節となりました。今月も何卒よろしくお願い申し上げます。今月も頑張りましょう。

明後日5月9日(金)ホテルニュー種子島で九大精神科教授神庭先生の講演会がありますので、皆さん万障くくり合わせてご出席下さい。

医療法人純青会 せいざん病院
理事長  田上 容正

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